2020年アメリカ映画「THE LAW ザ・ロウ 刑事の掟」
ブルース・ウィルス主演のポリスアクションという事で、ダイハード的な骨太アクションかなと思い、視聴しました。
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個人的には、これはブルース・ウィルスが主演って事でいいのか?と思うほどに、ニッキー・ウィーランが活躍しすぎる。
たぶん、映像に映っている時間的にも、ニッキーの方が長いのではなかろうか。
本筋としては、相棒の復讐劇なのだが・・・
物語の本筋としては、汚職警官2人組によるタレコミ屋の殺害。
捜査に来たブルース・ウィルス演じるスティーブの相棒「トニー」。
なんとトニーは警官二人に凶弾に倒れ、たまたま現場に居合わせたニッキー・ウィーラン扮するマディソンも被弾。
スティーブらの捜査により、トニーを撃ったのは警官の銃弾であるという事が発覚。
汚職警官2人は、マディソンの脚に埋まったままの銃弾を回収するため、搬送先の病院を警官であるという権力により封鎖させる。
事件を捜査するスティーブもろとも事件をもみ消そうとする悪徳警官たちに立ち向かい、相棒の復讐劇を遂げる・・・・
というのが本筋なのだが。
セクシーが過ぎるニッキー・ウィーランが大活躍
あれ?これって何の話だっけ?と思わせるほどに、主演以上の大活躍を見せるニッキー扮するマディソン。
大活躍の裏には、後述のマヌケな犯人2人組があってこそですが、そもそもは両親を亡くし妹を1人で育てるウェイトレスのお姉さんという一般人の役どころ。
「すべては妹のために」どれだけ血だらけになろうが、窮地に追い込まれようが、まだ死ねない!という強い気持ちにより乗り越えていくマディソン。
いつからか、スティーブの復讐劇がメインであるにもかかわらず、マディソンを応援したくなっている。
だって救いようのない状況を何とか頑張って切り抜けるんだもの。すごいよ!
突っ込みどころしかおバカな犯人2人組
めちゃめちゃ屈強な二人組、およそ堅気には見えないのだが、麻薬捜査官らしい。
鬼越トマホークみたいな二人組なのだが、スキンヘッドの方は脳筋野郎で、黒い方は少し頭が切れるのかと思いきや、よくよく考えればどっちもバカだなっていう事が分かりました。
まずは、警官(トニー)殺しちゃいかんでしょうし、警察の銃と弾を使っちゃいかんよね。
だってバレちゃうもの。
あと、殺した理由もよく分からない。。
マディソンを消さないとマズいと気づいたのはいいけども、簡単に逃げられすぎる。
せっかく追い詰めたのに、隣の部屋から廊下に出たみたいだーっていう場面で、二人とも追いかけちゃいかんよ。せっかく二人組なのに。
気絶させて拘束したのに、ちょっと甘めに縛るから、スッと取れちゃうし。
人質からあっさりと背を向けて、油断たっぷりだし。
汚職警官として証拠を消せるチャンスが何度もあったのに、あっさりとチャンスの前髪をつかみ損ねる二人。
そんなこんなで、スティーブの復讐劇であるという事を忘れさせてくれる面白い映画です。